ASPの登録審査については、ASPを選ぶときの基準 で簡単に説明していますが、登録審査以外にもASPは審査が頻繁にあります。
初回登録審査
ASPを選ぶときの基準 で説明した登録審査は初回登録審査を意味します。
初回登録審査があるASPと無いASPがありますが、結局どのASPを選んでも後で審査は発生します。
どのタイミングで審査が発生するか説明していきます。
最初は、ASPに登録をする時に、申請したサイトに対して行われます。
- アダルト・ギャンブル・暴力的な事が書かれてないか
- ページ数が少ないかページ数は多くても内容が薄くないか
- 申し込んだASPの取り扱い商品とサイトの内容が大きくかけ離れてないか
3については大手のASPはいろんな商品を扱っているのであまり関係ありません。
登録後の広告主との提携時の審査
ASPに登録した後は、どんな広告をサイトに設置するか考えますよね。
そして、自分のサイトにあった広告を選ぶわけですが、中には報酬額で商品を選んでしまう事もあります。
これは初心者にありがちです。
ASPに登録しても一般的なASPでは広告をすぐに自分のサイトには貼れません。
出したい広告を見つけたら、広告を貼りたいという事を申請します。
この時、2種類あります。
- 即時提携といって、申請すれば広告を貼る事をシステム的に許可してくれるもの
- 審査を通してから結果が出るもの
1については、そのまま広告が設置出来るので問題ありません。
2については、広告主がどんなサイトか確認をして提携(許可)するかどうか審査します。
広告主にしてみれば、自分の企業の広告が自分の企業のイメージを損なうサイトに貼って欲しくないという事があるため、提携申請をしたサイトをチェックするわけです。ここで、広告主が提携(許可)をしないとその広告主の広告は設置出来ないという事になります。
ここで、厳しいのは大手企業でしょ?と思うかもしれませんが意外と逆だったりします。
小さな物販サイトの方が自分の企業サイトのイメージを大切にしています。
大手でももちろん、イメージを大切にしているところもありますが、大手だと提携申請の量も多いため、企業担当者も全部はチェック出来ないという事があります。
酷い企業になると、チェックする事を忘れてしまうという事すらあります。
企業側がチェックを忘れると、それだけで広告が設置出来ないという事になります。そんな企業は恐らく時間とともに売上は落ちていくでしょう。
善良なアフィリエイターはその企業のファンでもあります。ファンを大切にしない企業に発展はありません。
提携申請をして、概ね1~3日で審査結果が出ます。
まず通る事が多いのですが、たまに落ちてしまう事があります。その理由は、教えてもらえないので解りません。
1度落ちたところの広告はサイトを変えない限り、中々通りません。
しっかりとした担当者のいる企業では、提携するサイトの条件を厳密に決めているところもありますから。
実際に、1度落ちたところに再度、提携申請をした事もありますが駄目でした。
しかし、違うサイトで申請したら、あっけなくOKという事もありました。
落ちた場合は、素直に引き下がるのが良いでしょう。
ただし、サイトの情報が少ない場合はそれが原因の場合もありますので、サイトのページ数を増やす事で提携してもらえる事もあります。
追加サイト申請
実際にASP広告で5万円以上の報酬を得ている中上級のアフィリエイターの多くは1つのサイトではなく、2つ以上のサイトを運営しています。
私にしても10個以上のサイトを運営しています。
もちろん、力を入れているサイトとほとんど手を入れていないサイトがありますが。
つまり1つのサイトでは報酬の限界が見えてくるので、2つ以上のサイトを運営する事で報酬を上げるという目的もありますし、SEO的にサテライトサイトというものを作っている場合もあります。SEO及びサテライトサイトは別途説明します。
つまり、登録申請した時と異なるサイトを作った時は、サイト追加の申請をしないといけません。
中には不要のASPもありますが、一般的なASPでは申請が必要です。
この時も登録申請時同様、同じサイト審査が行われます。
基準は最初と同じです。
参考までにですが、サブドメインでサイトの追加申請をする場合、通常のドメインで既に申請していた場合は概ねしなくても問題無いようです。
ただし、レポートをしっかりと分けてみたい場合は申請をする必要性もありますし、厳しいところではサブドメインが異なれば違うサイトとして、報酬を払ってくれない場合もあります。
なので、サブドメインでも必ずサイト申請は行いましょう。
ここでサブドメインの簡単な説明をします。
たとえば、
http://beginner.com というサイトを作ったとします。ここではいろんな商品のアフィリエイトをしています。
次に、http://hana.beginner.comというサイトを作って花メインのアフィリエイトを行う場合、hanaがサブドメインと言う事になり、このサイトはサブドメインのサイトと言う事になります。
検索エンジンのGoogleはサブドメインも見ていますが、ドメインの評価ではサブドメインはあまり評価されません。逆に言えばメインのドメインの評価が高ければサブドメインの評価も高くなります。
これがブログサービスのブログがSEO的に最初から強いとされている理由にもなります。
ここで意味が解らない方もいると思いますが、詳しくはSEOのコーナーで説明します。
なお、広告主への提携申請はサイト単位で行いますので、同じ広告主でもサイトが違えばサイト数分行う事になります。
事後審査
事後審査とは、サイト登録申請の審査が終わった後や広告主に対しての提携申請が終わって許可を貰った後でも抜き打ちで行われる審査です。
なのでASPが行う場合と広告主が行う場合があります。
ただ、滅多に行われませんが。
また、偶然結果として審査となる場合もあります。
広告主である企業が、たまたま自分の企業の広告を出してくれているアフィリエイターのサイトを見にいったら、アダルトサイトに切り替わっていた!という事例もあったと聞いた事があります。
いわゆる普通に申請されても許可が出ないので、申請の時は普通のサイトでも申請が降りた後で作り変えてしまうという事があります。
悪意があって行われる場合と悪意が無くて行われる場合もありますので、何とも言えませんが、企業側にしてみれば申請した時と違う中身のサイトになっていれば、提携を打ち切って来る事も当然あります。
また、ASPも突然報酬額が多くなったサイトをチェックする事があります。
このような時に不正や申請しているサイトの内容と異なると申請を打ち切られる事があります。
これが事後審査と言われるものです。
事後審査はほとんどのASPで行います。
全く行わないASPもありますけどね。
悪意が無いというのは、例えば最初は趣味でシックな服装のアフィリエイトサイトをしていたけど、好みが変わってゴスロリに変わっているとか。
これは、見た目は全然違いますけど、悪意はありませんよね(笑)
でも、頭の硬い企業のお偉いさんにしてみれば、全く違うサイトになっていると言われる可能性はありますよね。
まとめ
審査はいつでも行われていますので、登録時・提携時だけでなく常にある程度は意識しておきましょう。
特にサイトの内容がまったく変わる場合は、ASPに相談してみるという事もありですよ。
審査に通りやすいASP
中には審査に通りやすい、もしくは最初のサイト審査をしていないASPもあります。それがA8.netです。
基本的に審査がありません。事後審査はあるのであまりにも酷いサイトの場合は後で成果報酬が発生しない可能性はありますが、普通に10記事も書けばまず問題なく使えます。また複数のサイトを登録して1つのサイトで審査が通れば他のサイトでも広告が貼れてしまうという事もメリットでしょう。
よくA8.netは初心者に良いASPだと言われますが、まさにそれは初回審査が無いからです。それに広告の種類も豊富という事もあるでしょう。ただし、ある程度のアフィリエイターになると特単が出にくいという問題もあるそうです。特単が出にくいのがA8の特徴とも言えるかもしれません。もっとも特単を気にする頃になるとアフィリエイターとしては初心者ではなく中級以上になるので、気にする事も無いと思いますが。
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